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経済成長、不平等、貧困: タイ、フィリピンの県別パネルデータによる計量分析
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これまで北朝鮮の登録人口調査統計に関しては、調査漏れを如何に補正するかということが議論の中心に置かれてきた。換言するなら、重複カウントの存在を完全に見逃してきたと言える。本稿では、北朝鮮の登録人口調査における重複カウントの事実をセンサス統計との比較のなかで浮かび上がらせた。さらに、重複カウントの問題をクリアする手がかりが移動統計にあることを追究し、登録人口調査統計を補正した。その結果、既存研究における北朝鮮人口推計では利用されてこなかった1970年代の公表統計が北朝鮮の人口系列を推計・作成するうえで利用可能であることを指摘した。なお、本稿で提示する仮説のいくつかは、2004年7月30日から8月9日にかけての平壌訪問の際に行なった北朝鮮の人口学者とのディスカッションをベースにしている。 |
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