Hi-Stat img
□ ENGLISH
□ HOME
□ プロジェクト概要
組織図

概念図

スタッフ
□ 研究成果
ディスカッションペーパー

データベース
□ お知らせ
公募情報

研究会日程

過去の研究会と報告資料

レクチャーシリーズ

過去のレクチャーと報告資料

ニュースレター
□ リンク
一橋大学

一橋大学附属図書館

一橋大学経済研究所

社会科学統計情報研究センター

アジア長期経済統計プロジェクト

Global Economic History Network

政府統計ミクロデータの試行的提供

ICPSR データアーカイブ

AMU and AMU Deviation indicators

戦前フィリピンのセンサスについて
――『1903年センサス』とアメリカ統治――



永野善子


May, 2006


Previous paper Next paper
Abstract
本稿は、19世紀末スペイン植民地期から20世紀前半アメリカ植民地期にいたるフィリピン・センサス略史を踏まえて、1903年に実施されたセンサスがフィリピンにおけるアメリカ統治の確立に対して果たした政治的意味について考察する。第1に、スペイン植民地期におけるセンサスの歴史を概観し、第2に、アメリカ植民地統治開始直後の1903年にセンサスが実施された政治的背景を明らかにする。第3に、1903年におけるセンサスの実施体制の特徴を概観したうえ、第4には、1905年に全4巻として公刊された『1903年センサス』(Census of the Philippines: 1903)(4)の人口分類方法について吟味し、アメリカの植民地統治における「フィリピン国民の創出様式」を浮き彫りにするものである。
Download (707KB)
Copyright (C) 2003-2007 by Institute of Economic Research.All rights reserved.